応永元（1394）年の創立。開基は日什の弟子会津六老僧の一人　静岡県日蓮宗本山見付玄妙寺第3世玄妙院日義。開基檀越は、駒文衛門。

　当地に大守の乳母・不二江という女性あり。日義当地にて提婆品説法の折、不二江女史は法華得道の念を生じ、白髪を捨て法名・妙義比丘尼となる。房州北條に草庵を営み、昼夜にわたり法華本門の修行をかさねる。日義はこの道場に長榮山正覺寺となづける。これにより大守より3千坪の寄進をうける。

　現燈、横山恵光の師父は、大陸布教に尽力。敗戦により帰国し、当山住職となり寺門復興につとめる。
　先代住職　横山恵光（ 恵光院日書上人）は、昭和３７年に正覚寺の法燈を受け継ぐ。以来約６０年間、檀信徒教化に邁進。寺庭婦人もそろばん塾を開かれ、地域の子ども達にそろばんの楽しさを伝え、地元の少年少女の教育に多大な貢献をする。
　日書上人が令和３年６月に遷化し、令和４年１０月１５日、弟子・横山明光が日蓮聖人お会式法要の折に新たな住職となる。