常徳寺【joutoku-ji】

約550年程前の寛正元(1460)年頃に真言宗として草創され、後に東光院日顕聖人により 改宗されたと伝わる。
茂原市本山藻原寺の末寺。
開山開基 東光院日顕聖人。小西法縁。
大観には、開基日鋭とある。
村一帯が播磨国龍野藩(現兵庫県たつの市周辺)、脇坂淡路守と関わりがあると伝わり、常徳寺寺紋は脇坂家家紋と同じ「輪違い」。付近の神社にも「輪違い」の家紋が残る。
詳細な資料は失われ、脇坂安祟御内室などの位牌多数が現存。
元禄年間、第17世中興利光院日鋭聖人の代、寺域拡張のため川島字本村より現在地に移転。
元禄16(1703)年、8間四面の本堂・日蓮聖人像を造立・間口7間に奥行き11間の庫裡・山門を完成。その功により、本山藻原寺より紫金襴及び横座の允許を受ける。
享保12(1727)年、第18世亮実院日妙上人の代、鐘楼堂完成。
太平洋戦争により供出し、復興が叶わず平成28年に堂宇も老朽化により取り壊される。
享保20(1735)年7月 茂原市本山 常在山藻原寺 第27世日忍聖人より聖蹟免許。その証
しとして、第31世妙樹院日靜聖人より首題曼茶羅を拝受。
昭和23(1948)年アイオン台風により本堂・庫裡客殿倒壊。
倒壊した庫裡客殿を引き起こし、修繕。約310年以上経った庫裡客殿を使用。
第44世中山了雄の代に、立教開宗750年を慶讃し本堂再建。墓域整備。
第45世中山了秀の代に、日蓮聖人降誕800年事業として平成28年10月13日より元禄時代よりの庫裡客殿を解体。平成29年7月に新客殿、平成30年5月に睦沢町久保圓頓寺檀信徒の協力も得て庫裡を再建した。



- 「自然(川島八景)にとけ込む農村寺院」
- 寺院名称
- 安楽山 常徳寺
(あんらくざん じょうとくじ) - 住所
- 〒299-4402 千葉県長生郡睦沢町川島862
- 電話番号
- 0475-44-1552
- FAX番号
- 0475-44-0267
住所 | :〒299-4402 千葉県長生郡睦沢町川島862 |
電話番号 | :0475-44-1552 |