2025年2月19日
第41回千葉教区教化研究会議
令和7年2月19日(水曜日)浦安ブライトンホテル東京ベイにて千葉教区教化研究会議が開催され、千葉西部管内より20名の教師が参加しました。
千葉県常不軽寺御住職・日蓮宗現代宗教研究所所長赤堀正明先生を講師に招き「自分にとっての常不軽菩薩~宮沢賢治から見た法華経~」について講演をしていただきました。

宮沢賢治の作品中に見られる法華経思想、本人の常不軽菩薩としての思想」、「雨ニモマケズ手帳」の最後に記されたお題目・お釈迦様・多宝如来・四菩薩に込められた宮沢賢治の思いを知り、講演後の分散会では、私たちも自分にとっての常不軽菩薩とは何かを考え、どのような思想を持って布教していくかを議論致しました。
宮沢賢治は『農民芸術概論要綱』は「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」と述べておりますが、現代社会では少子高齢化・子供の貧困・災害・環境・過疎・人権・戦争。宗教など様々な社会問題があります。
まずは家族や周りの人々、地域や社会のことを見つめ直し、現代に生きる私たちがどのように布教していくべきかを見つめ直す会議となりました。
2024年2月20日
第40回千葉教区教研会議
千葉県内の日蓮宗寺院僧侶を対象としました勉強会が2月20日に鴨川市吉夢を会場に開催されました。
僧侶として仏教の勉強はもちろんですが、仏教者として社会へどの様に関わりアプローチすべきかを毎年いろいろな分野の専門家の方々を講師先生に講演を頂き、ディベート(意見交換)を行っています。

本年は、県内より99名の僧侶が参加。千葉県西部管内より20名の僧侶が勉強させて頂きました。
慶応義塾大学法学博士の池上萬奈先生より「国際政治を語ろう」と題し、ウクライナとロシアの紛争から国際法やパワー・ソフトパワーについて学び、「今の私達にできる事を考えよう」と提案を頂き、
お2人目には、石川県七尾市本延寺住職河崎俊宏上人にも登壇頂き、1月1日の大きな地震の被災地となってしまった能登半島の現状と日蓮大聖人のご遺文(御自筆)の立正安国論などより考える平和やこころの安定、そして社会教化(社会全体への教化)のお話を伺いました。
講演後にはグループに分かれ、参加者が各々どう感じ捉えたか等発表し、各先生より助言も賜り有意義な時間とさせて頂きました。

















