2016年7月5日
3組「信行の集い」
3組寺院(白子町・睦沢町・一宮町・長生村地区の日蓮宗寺院19ヶ寺)では、6月4日~5日、地区統一信行会(ちくとういつしんぎょうかい)として山梨県日蓮宗総本山身延山久遠寺 並びに山梨県七面山への信行団参(しんぎょうだんさん)を行い、僧侶・檀信徒50名が参加しました。
この団参は、法華経信仰者の守護神である七面大明神のご縁を頂き日々の信仰生活をお守りいただくよう、オリンピック開催の年に合わせ4年に一度行っています。
七面大明神の右手に持つ鍵は宝蔵をひらく鍵であり、同時に私達自身の覚りの心をひらく鍵であるといわれています。
今回、第1グループは、七面山登詣組として長生村本郷 法輪寺住職・土井了真師を団長とする30名。第2グループは、日蓮宗総本山身延山久遠寺参拝組として長生村小泉 東泉寺住職・内山善行師を副団長として20名で行った。
初めに身延山久遠寺祖師堂にて御開帳を受け、大本堂に移動し開会式。土井団長より「身延山は日蓮聖人の精神の生きるお山であり、2日間の統一信行会と云う修行の場を通じて、心身共にリフレッシュして頂き、今後の信行生活の中で良い思い出となるよう励んで頂きたい。またこの身延山で多くの千葉県出身の学生が行学の二道に精進しているので、見守っていただきたい。」と挨拶をいただいた。引き続き、1989メートルの七面山登詣組と身延山参拝組に別れた。
七面山登詣組では、事前に参加者が写経した千葉県西部謹製『御題目写経』を持ち、登山口にて土井団長を導師に登山安全祈願をして登詣。山頂の敬慎院(けいしんいん)で御開帳の後、夜のお勤めに参列し、千葉県西部謹製御題目写経を納経した。
2日目早朝一同無事に下山した。
身延山参拝組では、ロープウェイにて日蓮聖人が故郷房総の地をご両親を思われた、思親閣(ししんかく)を参拝。続いて山梨県南巨摩郡富士川町小室の日蓮宗本山妙法寺を参拝。2日目は久遠寺の朝のお勤めに参列し、日蓮聖人のお墓である御廟所を参拝。引き続き常唱殿(じょうしょうでん)にて唱題行(しょうだいぎょう)を行い、七面山登山口にて一同合流。
参加者は、それぞれに信仰を深められ、家族にこの感動を伝えたい、お仏壇でご先祖に御題目の功徳を早く届けたいとし感謝の帰路の途についた。