2017年12月14日
歳末助け合い募金
千葉県内 茂原市・長生郡・市原市・木更津市・富津市・君津市・袖ヶ浦市の日蓮宗寺院112、結社1で組織する「日蓮宗千葉県西部社会教化事業協会(通称・社教会しゃきょうかい)」(市原市八幡 円頓寺住職 山津顕什会長)は、11月27日 午後5時より、市原市社会福祉協議会、千葉県西部寺庭婦人会協力のもと15名で、「歳末助け合い募金」の活動を、JR内房線 市原市 八幡宿駅構内にて行った。
通学通勤の人々が行き交う中、募金の協力を願う声かけを行い、多くの人が足を止め、募金に協力をして頂いた
集められた募金19,046円は、千葉県共同募金会 市原市支会にすべて寄託された。
募金にご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました 合掌
2017年12月2日
君津市 寺フェス 蓮久寺まつり
館山自動車道 君津インターチェンジにほど近い 君津市三直 蓮久寺(れんきゅうじ)江口隆晶(えぐち りゅうしょう)住職で11月19日「寺フェス蓮久寺~結YUI~」が営まれ、地域の親子約350人が参加した。
蓮久寺がある地区では昭和35年頃から企業の社宅や分譲住宅の建設が進み、新住民が増えていった。そこで、新旧の住民の交流を図ろうと、当時住職 江口隆祥前住職が昭和59年から「蓮久寺まつり」を開催。檀家もスタッフとして協力し、盛大に行っていた。ただ、運営側の負担が大きくなり、祭りは平成3年を最後に途切れていた。
江口隆晶住職は、山梨県南巨摩郡にある古より修験道の聖地でもある日蓮宗に縁が深い、七面大明神様をお祀りされる七面山(しちめんざん)敬慎院(けいしんいん)に山務の後、平成25年に自坊に戻った。江口住職が感じたのは、住民の結びつきが以前より薄れていたことだった。「もう一度、人と人との心がつながり、活気に満ちた地域にしたい」と考え、本堂を使って、写経会や映画の上映会を行う「寺シネマ」や、陶芸教室などをこの4年間開いて地域との交流を深めてきた。
こうした中で知り合った仲間に、祭りの復活を持ちかけたところ、同意を得て、今年5月に実行委員会を結成。準備を進めてきた。
寺フェスでは、境内にて沖縄そば、たい焼き、バームクーヘンなどの20の店が並び、アクロヨガやスラックラインなどの体験、ドッグショーなどが行われた。
日蓮宗のゆるキャラ こぞうくん も駆けつけてくださり、子供達一番の人気者であった。
また、境内に設けられた特設ステージ上では、江口住職夫婦と縁の深い、川名湛忍(かわな かんにん)師(静岡県 富士川町 善国寺住職)による「法話ライブ」では、川名師自ら作詞作曲した仏教ソングに、観客は真剣に耳を傾けていた。
祭りの終わりに江口住職は「今回の寺フェスは、一人で出来ることではありません。たくさんの「結」があってこそ出来ること。一人で生きているのではない、共に生きているんだ、自分だけ栄えていくのではなく、共にみんなで栄えていくんだ、そんなことをこの寺フェスではお伝え致したく、私自身も改めて感じた次第です。これからも、地域の方々に必要とされるお寺、みんなが笑顔になれるお寺、そんな環境作りに精進して参ります」とお礼の言葉を述べた。
江口隆晶住職は、古き良き伝統と受け継ぎつつ、新たな時代を見据え、人々から信頼を寄せる僧侶として、今、注目されている一人でもある。
地元においても、青少年相談員等、社会貢献活動にも尽力している。