2019年9月17日
管内の台風15号の被害について
日蓮宗千葉県西部宗務所管内113の寺院結社の被害状況は、以下の通りです。
被災状況はお寺ごとに違いますが、本堂・諸堂・山門・庫裡・客殿などの屋根瓦飛散、銅葺き屋根めくれ、本堂内雨ふきこみ、境内倒木、墓地破損等々報告されています。
尚、君津市加名盛(かなもり)の「日蓮大聖人経石塚」並びに「ご師範・道善御房供養塚」の事跡をお伝えする地は、倒木激しく、現地へ参る道が塞がれています。今後関係機関と自分たち有志による面々にて、令和2年3月16日の道善御房祥月命日忌に間に合うよう撤去作業を進めて参ります。
2019年9月2日
6組地区(木更津市・富津市・君津市・袖ケ浦市)第37回 信行の集い
千葉県西部宗務所管内の木更津・富津・君津・袖ケ浦地区(6組地区寺院連合会)では、6月22日、「第37回 信行の集い」を、君津市中島 妙浄寺(豊島清明住職)にて開催しました。
地区18ヶ寺の日蓮宗寺院僧侶・各寺檀信徒合計120名が参加。
妙浄寺山門より本堂を目指して、信行行進。横山明光師(君津市長谷川 正覚寺)が先導し、参加寺院の各代表者が信行旗を佛様に奉奠。続いて、参加者が事前にお書きした千葉県西部宗務所謹製「御題目写経」400枚が妙浄寺檀家役員により納経されました。
午後1時30分より開会式が行われ、今年度より新たに千葉県西部の宗務所長となられた山本隆真師(市原市潤井戸 光福寺住職)より挨拶をいただき、37回目を迎える「信行の集い」が開催されたことについて、信仰を続けることの大切さが述べられました。
午後2時、「妙浄寺開創500年記念慶讃法要」が、豊島住職を導師に 副導師は加藤文成師(君津市大鷲 妙性寺)・牧野勝紘師(君津市中島 長照寺住職)、式衆は、妙浄寺副住職 豊島充義師はじめ、6組地区寺院僧侶出仕のもと、営まれました。法要の中では、歴代住職の功績を讃える慶讃文が朗々と心に響く回向文が奉読されました。
次に信行法話では、前千葉県西部宗務所長でもあった土井了真師(長生村本郷 法輪寺住職)より、「敬いの合掌」と題して、角界の話を例に、「礼」の大切さ、但行礼拝の精神について力説されました。
次に、清興の部では、妙浄寺と縁のある日本舞踊若柳流師範・若柳汎哉師匠と弟子による日本舞踊が披露されました。開創五百年を祝う素晴らしい舞に、参列の檀信徒は魅了されていました。
最後に閉会式では、寺を護ることは、家をまもる。信仰をまもることは、先祖代々からの思いをまもり、それは、先祖をまもり、子孫をまもることに通じることが、語られました。参加者は、来年の信行の集いで参加できることを楽しみに散会した。
2019年9月2日
第38回 少年少女夏季修養道場 開催
7月29日~31日の2泊3日にて、千葉県西部青年会(会長=山本典征、市原市行福寺住職)主催「第38回 少年少女夏季修養道場(しょうねんしょうじょ かき しゅうようどうじょう)」を、大本山清澄寺(鴨川市)を会場に開催致しました。
修養道場(しゅうようどうじょう)は、小学校3年生~中学校3年生の生徒・児童を対象に、日常生活やお寺の中での礼儀作法としての「仏前作法(ぶつぜんさほう)」などを習うと同時に、学区を越えたコミュニケーションを図る合宿です。今回は、道場生・スタッフ合わせて82人が参加しました。
1日目は、清澄寺に到着後、仏前作法と食事作法研修を行いました。
午後1時半より信育道場(しんいくどうじょう)で開場式。
つづいて山本隆真宗務所長(市原市 光福寺住職)より「日蓮聖人が過ごされたこの清澄寺で皆さんも修行に励んでほしい」と子どもたちへ激励をいただきました。
開場式後、参加者がそれぞれ自己紹介。その後、諸堂境内見学をし、歴史の長さと、随所にちりばめられた仏様の教えを一同が学びました。
夕方のおつとめでは、清澄寺祖師堂にて御開帳(おかいちょう)を受け、大きく立派な輝かしい日蓮聖人のお姿を一同拝し、驚きました。
夕食後、清澄寺の本堂である摩尼殿(まにでん)にて南無妙法蓮華経を唱え続ける、「唱題行(しょうだいぎょう)」を行いました。子ども達は、慣れない正座を数十分間がんばり、南無妙法蓮華経という仏様のおさとりの心をいっぱいお唱えし、自分の心をゆっくりと見つめ、自分の至らないところを自覚し、これから自分のするべきことを見つけられるよう、一生懸命に生きてゆく心の栄養を沢山とられました。
正座を本当に長時間耐え、限界まで挑戦する心を学びました。
2日目は、早朝4時に起床。旭が森で曇天の中ではありましたが、ご来光に向かってお題目・南無妙法蓮華経をお唱えしました。
清澄寺の朝のおつとめに参加した後、朝食。午前中一杯を使って、「写経の修行」として、お題目・南無妙法蓮華経を中心に据え、新元号「令和」の文字と、その由来である万葉集の一節、更には各々の「夢」を記した「記念額作り」を行いました。
午後からはレクリエーションの大カルタ大会やクイズ大会をし、思いっきり楽しみました。
夕方のおつとめでは、午前中に行った「写経記念額」に込められたお願いが叶うように僧侶がご祈祷し魂入れを行いました。
日蓮宗独自の木劔修法(ぼっけんしゅほう)祈祷(きとう)を初めて目にする子ども達も多く、驚きの眼差しが多く見られました。
夜は、キャンプファイヤーの燃え上がる炎を囲みながら、レクリエーションや花火を行い、皆で交流を深めました。
3日目は、午前9時より山本会長を導師に閉場式を行い、参加の子ども達に修了証が授与され、修行をがんばった参加者の一人一人に更なる飛躍を願い、激励しました。
閉場式後、清澄寺を出発し、最後のお楽しみである富津市のマザー牧場へ向いました。マザー牧場では、皆でジンギスカンに舌鼓をうち、その後、羊のシープショーを観覧。ファームツアーでは動物の餌やりを体験。おおいに楽しみ、笑顔で帰路に着きました。
子ども達からは、来年もまた参加したいという声が多くあがりました。
ご参加いただいた、皆様お疲れ様でございました。ありがとうございました。
また来年も開催予定ですので、お待ちしております。