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令和6年6月24日~28日の日程で西安・草堂寺と天台山へ報恩参拝として、千葉西壱部経読誦会より8名の会員が参加しました。

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今参拝は日蓮宗國際佛教親交会が主催し、共催に日蓮宗総本山身延山久遠寺、協力として千葉西壱部経読誦会が参加しました。総本山身延山久遠寺法主・本山東身延茂原藻原寺貫首持田日勇猊下をはじめ、総勢20名の参拝団となりました。千葉西壱部経読誦会として西安・草堂寺に参拝するのは平成28年9月ぶりのことです。

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草堂寺は後秦の帝王の一人である姚興(ようこう)によって建立された寺院であり、鳩摩羅什(くまらじゅう)三蔵法師が法華経をはじめ多くの経典を漢訳した地として知られています。かつて荒廃していたこの地を日蓮宗が認知し、羅什三蔵法師遺跡顕彰会を結成して草堂寺の護持顕彰を行い、昭和57年には羅什三蔵像を作成、平成4年に建立した鳩摩羅什三蔵記念堂にこれを奉安しました。日蓮宗國際佛教親交会はその事業を引き継ぎ、平成19年には法華経28品の経石碑を建立。その余財を蔵経楼建築資金に寄進し、平成27年に蔵経楼建立に至りました。今年は蔵経楼の建立から10年の節目の年を迎えます。

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6月25日、草堂寺に到着し各諸堂を参拝した後、蔵経楼にて3部に分けて壱部経を読誦しました。その後御宝前にて無病息災・除災得幸(じょさいとっこう)等を祈念する御祈祷である法楽加持(ほうらくかじ)を行い、法要を終了しました。

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6月27日、一行は天台山の参拝をしました。天台宗を大成した天台大師智顗(ちぎ)の過ごしたことで知られる天台山は中国天台宗発祥の地、また日本・韓国の仏教界に於いても聖地として重要な位置づけがなされています。3時半より天台山国清寺において行われる朝勤に参加しました。

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国清寺住持允観法師をはじめ国清寺の僧侶の方々に諸堂を案内していただき、日蓮聖人を祀った日蓮堂や国清寺と日蓮宗によって建立された報恩塔等を参拝しました。

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国清寺参拝を終えて、智者大師【智顗】の廟所である智者塔院を参拝しました。参道入口より唱題行脚で移動し、堂内にある墓塔の前で読経しました。

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住持より日本仏教界との関わり、持田日勇法主猊下との交流を紹介され、日本仏教界と中国仏教界の今後も深い友好関係を保つことを誓い合い、一行は6月28日全員無事に帰国しました。

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日蓮大聖人が身延山に入られてから750年を祝うため6月12日から18日にかけ開催され、身延山久遠寺開創750年記念慶讃法要を多彩な法要やイベントを催されました。

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12日より弦楽アンサンブルやクラシックコンサートが本堂にて行われ、特に6月18日までに修法(御祈禱)や声明などの法要が6座、約650名のもの僧侶が出仕、お檀家さん、信徒さん延べ5000人が参列し、法華経、日蓮大聖人の教えと身延山の歴史を讃え、自身の信仰を深めました。

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御草庵(日蓮大聖人の過ごされた庵)での法要では、大聖人が入山1ヶ月後の御自筆された大曼荼羅ご本尊が奉安され、茂原市本山藻原寺より750年ぶりに里帰りを果たしました。

千葉県西部管区よりは、各法要へ修法師4名、声明師1名、壱部経読誦会9名の僧侶が参加出仕しました。

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これからも身延山久遠寺は、日蓮大聖人棲神の地として多くの人々にとって大切な霊場として、その伝統と信仰の地として護られ法華経との縁ある人々の信仰生活において大きな意味を持つものとなったに違いありません。

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