2016年12月3日
七面山 雨畑参道復興山行(千葉県西部青年会)
青年会では、11月15日(火)~17日(木)の2泊3日で、「七面山 雨畑参道復興山行」を行い、会員より増田寶雲会長、大塩裕孝師、山本典征師、山田一至師、内山善隆師、賛助会員より田澤元泰師、月﨑了浄師、三橋潮倖師、畠山義浄師の計9名が参加した。
雨畑参道は、近隣の道路整備や七面山での機械の導入等が行われる以前は多くの登詣者で賑わい、何よりも七面山に職方として勤務された雨畑の人々の生活道として利用されていた。七面山のみならず南アルプス山脈周辺に多大な被害をもたらした2011年の大雨により、参道入口の雨畑湖(雨畑ダム)や山道自体に大きな傷跡を残しており、現在も雨畑湖の復興は進められているが、参道までは手が届かず廃道寸前となっている。
15日午前4時30分に茂原市を出発。9時半より登詣を開始した。山に不慣れな者が多い為、今回の「山行」のそもそもの発起人でもあり、登山経験の豊富な田澤元泰師(茂原市・妙弘寺住職)に先導を、同じく登山経験豊富な月﨑了浄師(長南町・長久寺住職)にナビゲーターをお願いした。
休憩を挟みながら急勾配の山道を進み、午後3時半頃、雨畑分岐点(三十六丁目)に到着。3時40分奥ノ院、4時30分敬慎院に到着。汗を流した後、御開帳を受け、夕勤に参列。
翌朝午前6時に敬慎院を出発。七面山大崩展望所にて御来光を遥拝し、山頂へ。その後、三ノ池付近から希望峰を経由し、四ノ池付近から八紘嶺、富士見台分岐から八紘嶺登山道入口へと降りた。その後、バスにて梅ヶ島温泉に到着。
夜には慰労の席が設けられ、発起人である田澤師より「皆に怪我もなく無事に踏破出来て嬉しい。表参道だけでなく、雨畑参道も今回のように多くの方に進んでもらい、お参りしてもらいたい。」と挨拶が述べられ、増田会長より「歴史ある雨畑の道を歩かせて頂き、尊い経験をさせてもらいました。山道復興に対し何が出来るのか今はわからないが自分なりに尽力していきたい。」と謝辞が述べられた。
17日午前10時、帰路についた。