2019年5月23日
寺庭婦人会総会
本年結成35周年を迎える寺庭婦人会(大塩順子会長・市原市正蓮寺寺庭婦人)では、5月21日(火)10時より本山藻原寺を会場に総会を開催しました。
法味言上の後、木更津市光明寺前住職夫人の石野澄子氏を講師に「空から寺へ‼」と題し、講演が行われました。澄子氏は、本山弘法寺石野日英前貫首(平成24年遷化)夫人で、現在も澄子夫人を母と慕い光明寺に訪れる僧侶は多くおります。生前の石野貫首は随身生教育に特に力を注ぎ、「旅行先で宿泊したら、お坊さんが泊まった部屋と分かる様に後を残してきなさい」と僧侶としての立ち振る舞いを訓示されていました。
講演では、キャビンアテンダントの経験から、「人は出会って4分で判断される」と他人から注意をされることがほとんど無い僧侶に対して、「我々が気を付けて注意しなくてはいけない」と第一印象の大切さを話され、また、「お寺に来た人の心が幸せになっていただけるために、住職と檀信徒との架け橋になれる様に陰から支える事が寺庭婦人の役割」と寺庭婦人の心構えとして語られました。
今、わが子をどの様に僧侶に育てて行くかを悩む寺庭婦人は多く、宗門の一大事業として運動に取り上げられている通り、師弟教育につながる寺庭婦人にとっては貴重な講演となりました。
昼食後の研修会では、石川あるみ氏(市原市本念寺寺庭婦人)の指導により「ぺーパーフラワー」の作成に奮闘しました。
当会は、10月に「35周年報恩身延山団参」を予定しています。
2019年5月23日
第18回 お題目初唱会
『お題目初唱の霊場』として知られる茂原市・本山藻原寺(持田日勇貫首)で、令和元年5月11日、「第18回お題目初唱会(しょしょうえ)」が行われ、僧侶檀信徒合わせて約100人が参加しました。
正午、藻原寺大堂前から玄題旗、近隣寺院の高張提灯、持田貫首、青年会員、檀信徒が行列し、茂原市街五キロの道程を団扇太鼓を打ち鳴らしながら高らかにお題目を唱え練り歩きました。
午後2時30分、雅楽の調の響く中、持田貫首を導師に大堂で法要が営まれ、日蓮大聖人ご真筆『日向聖人授与ご本尊』をご開帳し、和讃奉唱がなされました。
法要後は、講談師の一龍齋貞花師匠による「七面天女の由来」が披露され、参加者を楽しませました。
持田貫首は、『日蓮大聖人大銅像』完成への強い決意と、参加者への労いの言葉を掛けられました。法要後、仏殿において清宴が開かれ、参加者一同は互いを労うと共に懇親を深めました。
2019年5月10日
第25回「いのりの日」 平成31年4月29日 於:鴨川市 大本山清澄寺
千葉県西部宗務所(土井了真宗務所長)では、4月29日(昭和の日)に第25回「いのりの日」を日蓮聖人出家得度、立教開宗の霊場である千葉県鴨川市・大本山清澄寺(二宮日敬別当)で開催した。
早朝、管内(茂原市・長生村・一宮町・長柄町・長南町・市原市・木更津市・富津市・君津市・袖ケ浦市)各地区をバス9台で出発した僧侶、寺庭婦人、寺族、檀信徒332人一行は、大聖人へお会いするべく清澄の聖地へ向かった。
清澄に向かうバス車中では、、布教師会が担当(千葉県西部教化センター協力)したビデオ法話を放映。木村順誠布教師会長が「合掌こそは、お釈迦様の理想の世界。お互いがお互いを敬いあい、いのちの尊さに気づくこと。お題目のご縁をいただく私たちが自ら人を敬い、いのちの尊さを人々に示し、社会を明るくしましょう」と語った。
清澄寺では、団扇太鼓に先導され、摩尼殿(まにでん・本堂に該当)、祖師堂(そしどう)、旭が森を唱題行進し、大聖人の霊気を感じ取った。
旭が森では、土井宗務所長、山本隆真宗務副長が読経する中、日蓮聖人像を拝し、香を手向け、参加者それぞれが報恩感謝の思いを巡らせた。
その後、研修会館に移動し、宗務所を代表して土井所長が挨拶。「かつての清澄寺は、日蓮聖人の出家得度の聖地で立教開宗の聖地でありながら、堂々と大きな声でお題目を唱えられず、立ち入ることも許されなかった過去がありました。
昭和24年、真言宗より日蓮宗に改宗(がいしゅう)され、今日このお山で当たり前のように南無妙法蓮華経のお題目をお唱えし、団扇太鼓を叩き、行進することができます。願わくば、今一度 往時の先師たちのご苦労に感謝し、日蓮聖人の『われ日本の柱とならん。われ日本の眼目とならん。われ日本の大船とならん』の大誓願、南無妙法蓮華経を唱える決意と覚悟を感じて欲しい」と述べられた。
次いで千葉県南部宗務所管内 布教師の箕輪顕寿師(勝浦市龍蔵寺住職)が『虚空蔵菩薩と蓮長さま』と題し「人の心が変われば世界が変わる。お釈迦様はみんなが仏さまになることを願われた。生きて慕われ、老いて支えられ、病んでいたわれ、死んで拝まれるように日々を大切にして過ごしていきましょう」と語った。
その後、地区ごとに
写経班、
写経は、千葉県西部社会教化事業協会(山津顕什会長)が担当し、研修道場内を会場に写経の心構えや、写経の功徳を説明。参加者は、妙法蓮華経の欲令衆(ようりょうしゅう)を書写し、それぞれの心願をしたためた。
読経班、
読経は、千葉県西部修法師会(畠山義浄会長)が担当し、会員の宮川了暢師が講師となり、法華経を読む功徳をわかりやすくお伝えをした。そして僧侶のたまごが、師匠から弟子に伝える方法 一句一句オウム返しで妙法蓮華経方便品第二のお経を読み、皆が法悦に慕った。
唱題行班
唱題行(しょうだいぎょう)は千葉県西部聲明師会(増田寶雲会長)が担当。会員の山口寿光師が唱題行の講師となり、祖師堂にて行った。唱題行の心構え、心浄める行、お題目を唱え唱え続ける20分。お題目の功徳を味わった悦びを深める行。そして世界の平和とあらゆる人々の幸福をお祈りし研修を終えた。
この研修は、平成30年度、平成31年度、令和2年度と、参加者が前年度と違う研修となるよう組んで、お題目・法華経の素晴らしさを感じ取り、お題目修行の醍醐味を味わえる研修となっています。
最後に清興では、弘前大学非常勤講師、平川市特別非常勤講師、NHKカルチャー講師等を務め、2003年度・2009年度津軽三味線全国大会A級チャンピオンを獲得された津軽三味線奏者の笹川皇人氏の演奏で盛り上がり、散会となった。
毎年参加の女性は、「多くの人と一緒に信行活動を行なうことが出来、嬉しい」また、はじめて参加の男性は、「親が参加していたが、今度は自分が参加させていただきました。体が動くかぎり参加して元気をもらいたい」と言った声が聞かれた。