長南町 長久寺(月﨑了淨住職)では、2月12日、副住職 月﨑了照上人第再行成満帰山奉告式を開催し、教師6名・檀信徒70名が参加した。
今回の帰山奉告式では、2月15日の「釈尊涅槃会」を迎えることもあり、寺宝の釈尊涅槃図を御寳前の正面に掲げ、荒行成満僧6名を迎えて厳修された。

午前10時、荒行成満僧は長久寺 檀家世話人 鹿倉講一家より帰山行列を行い、檀信徒の出迎えを受けた。
午前10時30分より水行式。
午前11時より帰山奉告式。式のはじめに平成28年度 日蓮宗大荒行堂副伝師 井村大應師(東金市宝蔵寺住職)より許証が授与された。

また今回の帰山奉告式では、新たに寄贈された本堂内 天井画の開眼式が執り行われた。

天井画の寄贈作者は、大島婦美枝女史である。大島女史は当山檀徒の出身で母の逝去に伴い、当山を訪れご縁を結び、傷みの激しい天井画の修繕にとりかかってくださった。しかし、江戸時代後期より本堂外陣に掲げられた天井画は消磨が激しく、修繕は困難となった。そこで新たに天井画を染筆寄贈くださったことをうけ、帰山式にあわせて開眼に至った。

長久寺の歴史に素晴らしい一ページが加えられ、住職檀信徒一同、喜びあふれる1日となった。

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