2016年5月11日
第22回「いのりの日」

宗務所(土井了真所長)では、4月29日に第22回「いのりの日」を開催し、僧侶、寺庭婦人、檀信徒330人が参加した。
各地区をバス9台で出発した一行は、日蓮聖人出家得道、立教開宗の霊場である千葉県鴨川市・大本山清澄寺(二宮日敬別当)へ向かった。
参加者は、涕涙石2キロ手前でバスから下車し、団扇太鼓に先導され、旭が森までを唱題行進。旭が森では、日蓮聖人像を拝し、香を手向け、参加者それぞれ報恩感謝の思いを巡らせた。

宗務所を代表して土井所長が、「日蓮聖人は、この房州でお生まれになり、清澄で初めてお題目をお唱えになりました。このお題目は日蓮聖人の一切衆生の真の幸福(成仏)を実現させるという誓願であり、深い深い感謝の心に基づく燃えるようなその魂からほとばしり出たものです。この日蓮聖人へのご報恩とお題目を一人でも多く伝えるという誓願をもって私たちもお題目の響きを溢れさせましょう」と挨拶した。
その後、千葉県西部宗務所謹製のお題目を写経し、バスで小湊漁港まで移動。唱題行進で日蓮聖人ご両親の御霊廟がある両親閣・妙蓮寺(上村貞雄住職)へ向かった。
妙蓮寺では、土井所長を導師に文永4年(1267)8月15日に亡くなられた聖母・妙蓮尊儀(梅菊御前)の第750遠忌報恩法要を行った。
本年9月14日、15日には、宗門として妙蓮尊儀の法要が行われる。
続いて日蓮聖人御降誕の地である大本山誕生寺(石川日命貫首)を参拝した後、帰路に着いた。
参加者からは、「日蓮聖人の霊気と『親を思い、国を思うご報恩の心』に触れることが出来、ありがたい経験をさせていただいた」「親に感謝。家庭信行の大切さを考えさせられた」と言った声が聞かれた。
2016年2月27日
当管区より7人の荒行僧が成満
昨年11月1日より本年2月10日まで寒壱百日の苦修練行をしていた7人の若手僧侶が、無事成満いたしました。
第参行(300日成満) 茂原市 妙弘寺 田澤裕泰師
第参行(300日成満) 茂原市 如意輪寺 佐野泰之師
第再行(200日成満) 茂原市 妙楽寺 増田寶雲師
第再行(200日成満) 市原市 真浄寺 田中妙定師
第再行(200日成満) 市原市 本念寺 石川央樹師
第初行(100日成満) 長南町 本円寺 渡邉義恭師
第初行(100日成満) 茂原市 妙弘寺 高津昭房師
第再行の田中師は自身の罪障消滅と自坊の寺門繁栄を祈念する為、10年ぶりに入行しました。同じく再行の石川師は、昨年本念寺に入寺し、檀信徒の期待に応えられるよう更なる経力体得を発願し、4年ぶりに入行しました。
成満後、田中師は、「仲間と支え合った100日間は自分を成長させてくれました。鍛えられた修法を振るっていきたい」。石川師は、「檀信徒が待っていてくれるから成満できました。身体に蓄えた沢山の経力を待っていてくれた人たちの為に使いたい」と述べました。
また、佐野泰之師は「昨秋11月1日に日蓮宗大荒行堂、3回目の行に入行させて頂きました。私の師父が参行に入行した時、その背中を見てきました。その姿がずっと心にあり、27年ぶりに大古久様と共に大荒行堂に入行し、師父を感じ壱百日間の苦修練行をさせて頂きました。同行の各聖にも恵まれ、色々なことを勉強できた壱百日間でした。これから益々精進し、寺門興隆、外護の檀信徒各位の家門繁栄、そして未信徒教化に努めて参りたいと思います」と語りました。

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