青年会では、11月15日(火)~17日(木)の2泊3日で、「七面山 雨畑参道復興山行」を行い、会員より増田寶雲会長、大塩裕孝師、山本典征師、山田一至師、内山善隆師、賛助会員より田澤元泰師、月﨑了浄師、三橋潮倖師、畠山義浄師の計9名が参加した。

雨畑参道出発地点にて記念撮影
雨畑参道は、近隣の道路整備や七面山での機械の導入等が行われる以前は多くの登詣者で賑わい、何よりも七面山に職方として勤務された雨畑の人々の生活道として利用されていた。七面山のみならず南アルプス山脈周辺に多大な被害をもたらした2011年の大雨により、参道入口の雨畑湖(雨畑ダム)や山道自体に大きな傷跡を残しており、現在も雨畑湖の復興は進められているが、参道までは手が届かず廃道寸前となっている。

崩壊した雨畑参道 出発地点付近
15日午前4時30分に茂原市を出発。9時半より登詣を開始した。山に不慣れな者が多い為、今回の「山行」のそもそもの発起人でもあり、登山経験の豊富な田澤元泰師(茂原市・妙弘寺住職)に先導を、同じく登山経験豊富な月﨑了浄師(長南町・長久寺住職)にナビゲーターをお願いした。

山道の道を塞ぐ倒木
休憩を挟みながら急勾配の山道を進み、午後3時半頃、雨畑分岐点(三十六丁目)に到着。3時40分奥ノ院、4時30分敬慎院に到着。汗を流した後、御開帳を受け、夕勤に参列。
翌朝午前6時に敬慎院を出発。七面山大崩展望所にて御来光を遥拝し、山頂へ。その後、三ノ池付近から希望峰を経由し、四ノ池付近から八紘嶺、富士見台分岐から八紘嶺登山道入口へと降りた。その後、バスにて梅ヶ島温泉に到着。
夜には慰労の席が設けられ、発起人である田澤師より「皆に怪我もなく無事に踏破出来て嬉しい。表参道だけでなく、雨畑参道も今回のように多くの方に進んでもらい、お参りしてもらいたい。」と挨拶が述べられ、増田会長より「歴史ある雨畑の道を歩かせて頂き、尊い経験をさせてもらいました。山道復興に対し何が出来るのか今はわからないが自分なりに尽力していきたい。」と謝辞が述べられた。
17日午前10時、帰路についた。

日蓮宗千葉県西部青年会(増田寶雲会長・茂原市 妙樂寺住職)は、「第35回 修養道場(7月26日〜28日・2泊3日)」の様子を映像で振り返る「ビデオ映写会」を、茂原市・本山東身延藻原寺(持田日勇貫首)で、8月27日(土)午後6時より行いました。

修養道場参加の子どもたちとその保護者、そして青年会員を含めて計30名が集いました。

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はじめにビンゴゲームで盛り上がり、続いて夕食として青年会で用意したカレーを振る舞い、修養道場中の思い出映像を約40分程鑑賞しました。
ゲームなどのレクリエーションの様子が流れると子どもたちから歓声や笑い声があがり、保護者らは家とは違った我が子・孫の様子をじっくり見入っていた。午後9時に解散。「来年も参加します」「今度はお友達にも声を掛けて参加します」と、声を掛けてくれる明るい声が聞こえてきたのは、とても有り難いことでした。

尚、映写会の映像DVDは記念文集と一緒に子どもたちにプレゼントすることになっている。
お坊さんと触れあうことで、お寺や佛さま、日蓮聖人や佛教のことを少しでも理解頂き、子どもたちの心には、佛さまの種が充分に育っていることが、わかった有り難い、ひと時でした。

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日蓮宗千葉県西部青年会(増田寶雲会長 茂原市妙樂寺住職)では、7月26日(火)~28日(木)の2泊3日「第35回 少年少女夏季修養道場」~お坊さんと遊ぼう~をテーマに

第一会場は、大網白里市小西 日蓮宗 本山 正法寺(しょうぼうじ)
第二会場は、長生郡長柄町針ヶ谷 千葉市少年自然の家

を会場に小学校2年生~中学校2年生の道場生と僧侶スタッフの合計64名で行われました。

1日目の午前9時、小雨の中、正法寺の参道をお題目をお唱えし、合掌しながら、行進して本堂前に到着。本堂の佛さまの前に正座し、畳のある日本間、お仏壇などでの作法やお食事の作法を習いました。

また、日蓮聖人のご直筆の南無妙法蓮華経のお題目のお写経を行いました。慣れない筆ペンに苦戦しながらも書き上げた子供たちの力強い御題目の写経が本堂の佛様の御宝前に奉安し開場式を行いました。

式中、この修養道場を立ち上げあげられたお一人である日蓮宗千葉県西部青年会の元会長でもあった本山正法寺のご住職・畠山日慶猊下と、同じく元会長でもあった日蓮宗千葉県西部宗務所長 土井了真上人より歓迎のご挨拶をいただきました。

昼食後、境内散策をし、参加者1人ずつ鐘楼堂で鐘つきを体験。初めて鐘をついたという道場生は、自分のついた鐘の音に驚いていた。お寺での体験をした後、千葉市少年自然の家へと移動。

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2日目は午前6時に起床。ラジオ体操の後に施設内のホールを利用して、ご本尊様を安置し、朝のお勤めを行い、法華経とお題目・南無妙法蓮華経のお題目を一心にお唱えしました。

野外炊飯場では、昼食のためのカレー作りを行いました。参加者は中学2年生から小学2年生と幅広く、上級生が下級生の面倒を見る姿が見られ、飯盒を開けてうまく炊きあがっていると歓喜の拍手がおこりました。汗を流して自分で作ったカレーを堪能。食事作りから、いのちを学び、お食事を作ってくださる
親や多くの人々への感謝を感じとっていただきました。いのちに合掌の「ごちそうさま」をみんなでいたしました。

午後からは、大自然の中でポイントラリーやキャンプファイヤーなどのレクリエーションを行いました。

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3日目の閉場式では、1人ずつ名前を読み上げ、修了証が手渡されました。

増田会長は「この修養道場の経験を活かして、家族に感謝して夏休みを目一杯楽しんでください。」と励ましの言葉をおおくりしました。

昼食後、長柄町町営プールで水のこわさと、水の有り難さを伝えて、みんなでおもいっきり楽しみました。

お寺で過ごし、お坊さんと接することで、佛さまの大切なお心や、日蓮聖人の思いを感じ取っていただいた3日間の修養道場が笑顔で終了しました。

本年8月末日に「修養道場ビデオ映写会」。冬には、「修養道場同窓会」を開催する予定で、再会の日を楽しみに、それぞれが帰路につきました。

 

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平成28年5月16日~17日の二日間、「第54回 全国日蓮宗青年僧 北海道結集 札幌大会」が北の大地札幌において開催されました。

全国日蓮宗青年僧の結集大会は、全国各地の日蓮宗青年会からなる団体である全国日蓮宗青年会(全日青)が主催し、毎年場所を変えて開催されています。本年は約300人の青年僧が集結し、当千葉県西部管区からも11人の青年僧が参加しました。

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今大会は「北から始まる原点回帰~若き力は無限大∞~」をテーマに掲げています。 今から約150年前、御題目信仰の根付いていない北海道の地において、『一天四海 皆帰妙法』(=世界全体が法華経の教えに帰依する)という日蓮大聖人の請願成就のため、先師たちが命懸けで行った唱題行脚(しょうだいあんぎゃ)こそが私たち日蓮宗の伝道布教の原点である、との思いを各自胸に抱きながら参加致しました。

「唱題行脚」とは、うちわ太鼓を打ち鳴らし、お題目「南無妙法蓮華経」をお唱えしながら、街頭を行進する修行です。 行脚当日、札幌では今世紀最大となった暴風が襲う中、市内4ヵ寺(妙文山瑞玄寺、豊葦山妙心寺、経王山光明寺、儀徳山日登寺)より一斉に、団扇太鼓に乗せた【南無妙法蓮華経】の大音声を、札幌の町中に轟かせました。

『異体同心なれば万事を成じ 同体異心なれば諸事叶うことなし』この思いを、今一度、心に刻ませてくれる、まさに「原点回帰」の行脚となりました。

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2016年5月14日

第15回お題目初唱会

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 日蓮門下『お題目初唱の霊場』として知られる茂原市・本山藻原寺(持田日勇貫首)で5月14日、「第15回お題目初唱会(しょしょうえ)」が行われ、僧侶檀信徒合わせて150人が参加しました。
 平成14年、持田貫首が晋山の折、「茂原の人々にお題目がこの地に最初に伝わり、唱えられた事実をよく知ってもらいたい」という願いから、日蓮聖人をお迎えした5月11日、「第1回お題目初唱会」を開催。お告げを受けた墨田五郎時忠公を開基とする妙源寺(増田宝泉住職)から斎藤遠江守兼綱公を開基とする藻原寺まで3キロの道のりをお題目行進してから毎年5月11日に「お題目初唱会」を行なうようになりました。
 5回目を迎えた平成18年からは、開催日を5月第2土曜日に変更し、「日蓮聖人お迎え時代行列」と称し、時代衣装に身を包み、茂原小学校から藻原寺まで2.4キロの道程を練り歩くようになり、地元のテレビにもその様子が紹介されるようになっております。
 13回目を迎えた平成26年からは、藻原寺から市街地5キロの道のりをお題目行進するようになりました。

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 本年は、正午、藻原寺大堂前でお題目を唱えた後、持田貫首を先頭に青年会員、檀信徒による高張提灯やのぼり旗の行脚隊が組まれ、高らかにお題目がお唱えされました。
 午後2時30分、雅楽の奏でる中、持田貫首を導師に大堂で法要が営まれ、日蓮聖人ご真筆『日向上人授与曼荼羅』をお開帳し、和讃奉唱がなされました。
また、宗門最古と言われる藻原寺5世日海上人作、宗祖御両親座像が法要中、御宝前に安置されました。
 法要後は、講談師の一龍齋貞花師匠による「妙蓮尊儀750遠忌」が披露されました。
 参加者からは、「持田貫首様自らが太鼓を叩きながら歩く姿を間近にみて私たちも頑張らなくてはいけない。一心にお題目を信仰していきたい」と言った声が聞かれました。

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