2016年5月14日
第15回お題目初唱会
日蓮門下『お題目初唱の霊場』として知られる茂原市・本山藻原寺(持田日勇貫首)で5月14日、「第15回お題目初唱会(しょしょうえ)」が行われ、僧侶檀信徒合わせて150人が参加しました。
平成14年、持田貫首が晋山の折、「茂原の人々にお題目がこの地に最初に伝わり、唱えられた事実をよく知ってもらいたい」という願いから、日蓮聖人をお迎えした5月11日、「第1回お題目初唱会」を開催。お告げを受けた墨田五郎時忠公を開基とする妙源寺(増田宝泉住職)から斎藤遠江守兼綱公を開基とする藻原寺まで3キロの道のりをお題目行進してから毎年5月11日に「お題目初唱会」を行なうようになりました。
5回目を迎えた平成18年からは、開催日を5月第2土曜日に変更し、「日蓮聖人お迎え時代行列」と称し、時代衣装に身を包み、茂原小学校から藻原寺まで2.4キロの道程を練り歩くようになり、地元のテレビにもその様子が紹介されるようになっております。
13回目を迎えた平成26年からは、藻原寺から市街地5キロの道のりをお題目行進するようになりました。
本年は、正午、藻原寺大堂前でお題目を唱えた後、持田貫首を先頭に青年会員、檀信徒による高張提灯やのぼり旗の行脚隊が組まれ、高らかにお題目がお唱えされました。
午後2時30分、雅楽の奏でる中、持田貫首を導師に大堂で法要が営まれ、日蓮聖人ご真筆『日向上人授与曼荼羅』をお開帳し、和讃奉唱がなされました。
また、宗門最古と言われる藻原寺5世日海上人作、宗祖御両親座像が法要中、御宝前に安置されました。
法要後は、講談師の一龍齋貞花師匠による「妙蓮尊儀750遠忌」が披露されました。
参加者からは、「持田貫首様自らが太鼓を叩きながら歩く姿を間近にみて私たちも頑張らなくてはいけない。一心にお題目を信仰していきたい」と言った声が聞かれました。