市原地区・4組5組寺院連合主催による護法統一信行会が11月3日、市原市福増・本念寺(石川央樹住職)を会場に日蓮聖人第736遠忌報恩お会式法要が開催され、僧侶、檀信徒60人が参加した。

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法要は、石川住職を導師に営まれ、林信次総代が「家庭内で信仰を受け継がせ、菩提寺を盛り立てます。さらには全世界が恒久平和であるよう立正安国の実現に努力して参ります」と力強く誓いの言葉を述べた。

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次いで布教師会長である高鍋隆盛師(市原市妙蔵寺内)が「日蓮聖人のご遺文に「功徳を回向するを上品とす」とあるように自分だけではなくて次世代に継承すること。物事は、あって当たり前ではなく、忘れてはいけないのは「恩に報いる」ことである」と語った。

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参加者からは、「ゆっくり大きな声で聞きやすかった。今までは、自分の願いばかり祈っていたので、今後は、お寺や住職、地域のために祈りを捧げていこうと思う」と言った声が聞かれた。

2017年10月3日

三組鎌倉団参

 9月12日、千葉県西部宗務所(土井了真所長)管内の白子町・睦沢町・一宮町・長生村地区三組寺院(19ヶ寺)が、地区護法統一信行会として、『お祖師様四大法難の足跡を巡って』をテーマに、藤沢市龍口寺と鎌倉市鶴岡八幡宮の第1回鎌倉団参を行いました。
 特に龍口寺は、平成33年「龍口法難750年」の節目の年を迎えます。
 今回は、教師・檀信徒38名が参加しました。

鎌倉団参

 
 早朝、各地区を出発し、午前9時に、今をさかのぼる746年前、日蓮聖人が刑場に着き、まさに首を斬られようとしたその時、江ノ島の方から不思議なる光の玉が飛んできて難を逃れた「龍口法難」の霊跡本山・龍口寺本堂に於いて開会式が行われました。
 土井了真所長(長生村・法輪寺住職)は、「龍口法難750年を控え、2ヵ年かけて鎌倉方面を企画致し、本日大法要を控えているところ時間を割いて我々をお迎え頂き、貫首猊下をはじめ山務員の方々には感謝申し上げます」と挨拶しました。

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 続いて御開帳を受け、本間貫首より龍口法難についての法話を頂きました。
その後、鎌倉へ移動し昼食後には鶴岡八幡宮を参拝し、鎌倉市内を散策し帰路に着きました。

木更津・富津・君津地区6組寺院連合会による「第35回 信行の集い」を6月10日に、富津市相野谷 妙常寺(青山泰顕住職)にて開催し、僧侶・檀信徒100名が参加した。
平成27年に妙常寺では、本堂の再建工事が完成し、今回の「信行の集い」開催にあたり、開堂供養法要を行う運びとなった。

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午後1時20分より門前より本堂に向かい、唱題行脚。参加者写経の千葉県西部謹製「御題目写経」を本堂御宝前に奉奠。

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引き続いて開会式で、土井了真千葉県西部宗務所長(長生村法輪寺住職)より、青山住職が代務している千葉県長柄町満蔵寺檀徒大和久里美氏に管長表彰。妙常寺元総代小佐原常蔵氏、齋藤馨氏、池田稔氏に総長表彰が授与された。

午後2時より、開堂供養法要を、千葉県西部管内僧侶有志で構成された雅楽を演奏する会である雅成会(がじょうかい)会員出仕のもと、青山住職を導師に営まれた。

法要後、木村順誠師(木更津市成就寺住職)より、お曼荼羅についての法話があり、本堂再建にあたり青山住職が妙常寺檀徒のために揮毫した、板曼荼羅の意義、尊さを力説した。
その後、5名の雅成会による「雅楽演奏会」が行われ、普段聞く事の出来ない雅楽の調べに、参拝者一同 あたかも浄土にいるかの如く 心地よく酔いしれていた。

第35回信行の集い 3

閉会式の挨拶で青山住職が「今回の再建事業の発端は、前回妙常寺で行いました「信行の集い」でした。本堂再建は以前からの悲願で、裏山に植林するなど準備はしていましたが、檀家数も多くなく現実的には大変厳しい状況でした。今回の再建事業は小さい出来事をきっかけに始められ、諸佛諸天善神、日蓮大聖人の御加護を頂いて完成に至ったと思います。良い御縁と御加護を頂けたことをありがたく思っております」と感謝の気持ちを述べた。

閉会式後、青山住職より妙常寺檀信徒一軒一軒の代表者に 住職揮毫の「お曼荼羅」が手渡され、一同、「お仏壇にお祀りさせていただき、お題目をお唱えします」と、感謝の笑顔で住職と手を取り合った。

 

明治時代に大雨で裏山が崩れ、堂宇墓所一切が土砂に流され埋もれてしまった。当時のご住職や檀信徒がなんとか埋もれた仏像等を数点見つけ出したものの、復元には至らず。その後、仮本堂が建てられましたが、大正、昭和、平成と今日まで大変厳しい状況が続きました。

今回、本堂の外から見守っていた一人の老僧の姿がありました。高齢の青山顕章前住職です。前住職は、本堂再建のために今から数十年前に未来を見据え、植林をした住職です。そして本堂に足りない仏具を手作りでつくり、一つ一つ、本堂荘厳のために尽力されてらっしゃいます。歴代住職から受け継いできた思い、百年越しの本堂再建が叶った事業でありました。
他の寺より参加の檀信徒は、「ご先祖様をまもってくださっているお寺のことを考えさせられました。檀家として我がお寺を思う大切な気持ちを新たにすることができ、良かったです」と、感想を述べ、妙常寺の新本堂の佛様に見守られながら、帰路についた。

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日蓮宗千葉県西部宗務所(土井了真所長)では、4月29日、第23回「いのりの日」を開催し、僧侶、寺庭婦人、檀信徒310人に参加いただきました。

早朝、各地区をバスで出発した一行は、千葉県鴨川市小湊に到着。小湊漁業駐車場から唱題行進で日蓮聖人御降誕の地である大本山誕生寺(石川日命貫首)に向かいました。

誕生寺 祖師堂にて、土井所長を導師にお開帳法要を行いました。大聖人のご降誕を来る平成33年に迎えるに際し、それぞれがお題目修行に精進し、素敵な心の花を咲かせられるようお誓いするお香を手向け、心を洗いました。

次に日蓮聖人出家得度、立教開宗の霊場である千葉県鴨川市・大本山清澄寺(二宮日敬別当)へバスで移動。

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参加者は、修行に入る幼い日蓮聖人が母 梅菊と涙涙にお別れされたとされる 涕涙石(ているいせき)2キロ手前でバスを下車。一同、団扇太鼓に先導され、旭が森までを唱題行進修行。

旭が森では、日蓮聖人像を拝し、香を手向け、参加者それぞれ報恩感謝の思いを巡らせた。

その後、千葉県西部宗務所謹製の御題目写経を行いました。

続いての講演会では、講師に山口県立大学教授の鈴木隆泰師(東京都江東区善應院住職)をお迎えし、「南無妙法蓮華経でお葬式・年回法要を」と題し講演をいただきました。

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鈴木師は、「お葬式は結婚式や七五三などと同様の通過儀礼だが人が亡くなると今まで通りのお付き合いができないので新しい関係を構築する必要がある。さらに亡くなった本人に亡くなったことを自覚して頂く必要があるが今まで通りの語りかけでは難しい。そこで仏さまにわかる言葉『妙法蓮華経』に基づく教えが必要である」と原典研究に基づき述べられた。

参加者からは、「お経の必要性を再認識した。わかりやすくて勉強になった。もっと話を聞きたかった」「お友達と歩けるうちは、ご降誕800年、いや、その先の日蓮聖人750遠忌までは、元気にお参りしますよ」と言った声が聞かれた。

最後に月﨑了浄伝道担当事務長(長南町・長久寺住職)が閉式の辞を述べ、午後3時30分に下山し帰路に着いた。

この「いのりの日」は、平成7年より続いている行事です。
日蓮聖人の霊地で、その息吹を感じ、自らの足で歩いてそのお題目の功徳をつかみとっていただく修行でもあります。
これまで参加いただいた方も、是非来年もご参加ください。
興味をお持ちの方は、お近くの日蓮宗寺院にお尋ねください。
清澄の御山でお会いできるのを楽しみにしております。

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 宗務所は『道善御房祥月命日忌報恩法要』を3月16日、君津市妙長寺(山田妙眞住職)と君津市加名盛祖師堂にて開催し、僧侶檀信徒約50名が参加した。
 法要前に参加者は管区謹製御題目写経をし、午後12時半より妙長寺本堂にて、山田住職を導師に法要が行われた。

 その後、場所を加名盛に移し、参加者は加名盛の地主である本吉家から、星の井戸まで唱題行脚。
 午後2時半より祖師堂にて、山田住職を導師に報恩法要が営まれた。法要中、和讃の奉納が行われ、道善御坊の遺徳を偲んだ。

 法要後、御題目写経を月﨑了浄伝道担当事務長(長生郡・長久寺住職)が顕彰碑に納経し、その後、参加者は加名盛山頂にある道善御坊供養塚を参拝した。

 挨拶で山田住職は「お祖師様が晩年、叶わなかった道善御坊のお墓参りを、代わりにさせて頂いていることのありがたさを実感しております。「初めは、お塔婆一本、住職、副住職のみであった墓参も、今は、こんなにもたくさんの方のお参り、お塔婆を上げて頂き、本当にうれしいです。」と述べた。

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