2017年1月27日
修養道場同窓会
千葉県西部青年会(会長・増田寶雲 茂原市 妙樂寺住職)は、12月17日(土)に修養道場同窓会を本山藻原寺(持田日勇貫首)で開催した。

この活動は修養道場に参加した子供だけでなく、その友人や親子参加型で毎年企画しているもので、今回は日本画家の矢部宏氏を招いて「本納絵馬絵付け体験」を行い25名が参加した。本納絵馬とは千葉県指定伝統的工芸品で、矢部氏は創業の曾祖父から数えて五代目の当主にあたる。

午前10時に華経殿にて絵付け体験が始まり、矢部氏は描きやすい順番など子供たちにも分かりやすく丁寧に説明し、あらかじめ色が押された絵馬に筆で馬を描く方法で約2時間行った。中には子供以上に真剣に取り組む保護者の姿も見られ、お寺に上がっての絵馬作りは子供に限らず大人も良い経験になった様だ。その後に昼食を挟み、午後からは仏殿にて青年会員が用意したゲーム大会で盛り上がった。午後3時30分に解散となり、願い事を書いた絵馬を各々家に持ち帰った。

2016年12月3日
七面山 雨畑参道復興山行(千葉県西部青年会)
青年会では、11月15日(火)~17日(木)の2泊3日で、「七面山 雨畑参道復興山行」を行い、会員より増田寶雲会長、大塩裕孝師、山本典征師、山田一至師、内山善隆師、賛助会員より田澤元泰師、月﨑了浄師、三橋潮倖師、畠山義浄師の計9名が参加した。

雨畑参道は、近隣の道路整備や七面山での機械の導入等が行われる以前は多くの登詣者で賑わい、何よりも七面山に職方として勤務された雨畑の人々の生活道として利用されていた。七面山のみならず南アルプス山脈周辺に多大な被害をもたらした2011年の大雨により、参道入口の雨畑湖(雨畑ダム)や山道自体に大きな傷跡を残しており、現在も雨畑湖の復興は進められているが、参道までは手が届かず廃道寸前となっている。

15日午前4時30分に茂原市を出発。9時半より登詣を開始した。山に不慣れな者が多い為、今回の「山行」のそもそもの発起人でもあり、登山経験の豊富な田澤元泰師(茂原市・妙弘寺住職)に先導を、同じく登山経験豊富な月﨑了浄師(長南町・長久寺住職)にナビゲーターをお願いした。

休憩を挟みながら急勾配の山道を進み、午後3時半頃、雨畑分岐点(三十六丁目)に到着。3時40分奥ノ院、4時30分敬慎院に到着。汗を流した後、御開帳を受け、夕勤に参列。
翌朝午前6時に敬慎院を出発。七面山大崩展望所にて御来光を遥拝し、山頂へ。その後、三ノ池付近から希望峰を経由し、四ノ池付近から八紘嶺、富士見台分岐から八紘嶺登山道入口へと降りた。その後、バスにて梅ヶ島温泉に到着。
夜には慰労の席が設けられ、発起人である田澤師より「皆に怪我もなく無事に踏破出来て嬉しい。表参道だけでなく、雨畑参道も今回のように多くの方に進んでもらい、お参りしてもらいたい。」と挨拶が述べられ、増田会長より「歴史ある雨畑の道を歩かせて頂き、尊い経験をさせてもらいました。山道復興に対し何が出来るのか今はわからないが自分なりに尽力していきたい。」と謝辞が述べられた。
17日午前10時、帰路についた。
2016年11月20日
歳末助け合い募金
社教会(山津顕什会長)は、11月12日午後6時より、日蓮宗千葉県西部檀信徒協議会(管内111の各寺院結社の檀信徒代表の組織)と寺庭婦人会(じていふじんかい)の協力のもと12名で、歳末助け合い募金活動を、茂原市茂原 日蓮宗本山藻原寺(持田日勇貫首)の御会式に併せ、境内にて行った。

当日には、7ケ寺からの万灯奉納が行われ、参拝客、万灯講に参加した人々から募金を頂いた。
集められた41,500円は、日蓮宗あんのん基金に寄託された。
2016年11月18日
市原地区護法統一信行会
市原地区・四組五組寺院連合主催による護法統一信行会が10月29日、市原市・光徳寺(宮川了暢住職)を会場に開催され、僧侶、檀信徒70人が参加した。

参加者は、千葉県西部謹製のお題目写経を行った後、土井了真宗務所長(長生村・法輪寺住職)から、長年光徳寺の総代を務められている中村眞司氏に感謝状が手渡された。
その後、宮川住職を導師にお会式法要が執り行われ、法要中、檀信徒を代表し、光徳寺の塙善一郎総代から誓願文が読み上げられた。

法要後、土井所長が「一心にお題目をお唱えしていただきたい。必ずや諸天善神がお護りいただけることは、間違いないことです。そして心を込めてお題目をお唱えすることを多くの方へ勧めていただきたい」と挨拶した。また、宮川住職が、「常に慈しみの心を持っていた日蓮聖人は私たちにとって大きな誇りです」と熱く語った。

最後に、噺家の柳家蝠よしさんの落語が披露され和やかな雰囲気の中、閉会となった。参加者からは、「500羅漢像が有名な由緒あるお寺にお参りして、厳粛な法要、人間味あふれる宮川住職の話を聞き、充実した時を過ごすことが出来た」との声が聞かれた。
2016年11月18日
草堂寺法華経一部読誦法要
平成28年9月28日(水)、草堂寺蔵経楼(中国西安)で蔵経楼開堂一周年記念法華経一部読誦法要が持田日勇貫首(国際仏教親交会会長・本山藻原寺)を導師に厳修された。

日蓮宗は昭和55年から訪中団を派遣して中国仏教協会との交流を深めてきた。鳩摩羅什三蔵法師の舎利塔がある草堂寺発見後には、羅什三蔵法師遺跡顕彰会を発足させ、羅什三蔵法師御尊像開眼法要を金子日威管長導師のもと厳修し、羅什三蔵法師記念堂を建立して奉安した。更には法華経二十八品の経石碑を建立し、法華経を含め全世界に現存する羅什三蔵法師の翻訳した経典を収蔵する蔵経楼を建設して、中国初の一尊四士本尊を奉安するに至った。

今回の法要では千葉県西部宗務所管内法華経一部経読誦会を中心とする日蓮宗僧侶17名が、法華経一部八巻を読誦して草堂寺蔵経楼開堂一周年を慶讃し、遺跡顕彰に貢献された先師の増円妙道を祈った。

前日には西安市内の大慈恩寺で食事会が開かれ、増勤法師(大慈恩寺住職)と陜西省宗教局の李暁建局長も同席し歓迎を受けた。持田貫首は「日本の仏教は未だに鳩摩羅什が訳した中国語の仏典でお経をあげています。ここが我々の読んでいる法華経の故郷だと思っている。今後とも日中の仏教が固い絆になることを心から願っています。」と謝辞し、三泊四日の法華経読誦の旅は終了した。



















